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プロ野球

与四死球率が今季最も低かった投手は誰?


 制球力が抜群な現役投手といえば、9日の「ユアタイム」(フジテレビ系)で放送された「100分の1 コントロール部門」で、現役選手から最も多い19票を集めた菅野智之(巨人)が思い浮かぶ。では今季、規定投球回に到達した投手の中で、誰が最も与四死球率が低かったのは誰だったのだろうか…。

 今季規定投球回に到達した投手はセ・パあわせて26人。この26人の中で、与四死球率が最も低かったのは菅野の1.47だった。今季菅野は183回1/3を投げて、与四球が26、与死球が4つ。26試合に先発したが、1度も四死球を与えなかった登板は8試合あり、無死四球の完封は両リーグ最多の3を記録した。

菅野智之
与四死球率:1.47
投球回数:183回1/3
与四球数:26
与死球数:4

 2位は石川歩(ロッテ)の1.55。今季の石川は162回1/3を投げて、与四球が22、与死球が6つ。与四球数は22と、1位の菅野より20イニング少ないが、12球団の投手では最少の数字。石川も1度も四死球を与えなかった登板は8試合あり、9月8日の西武戦から3試合連続で無四死球だった。

石川歩
与四死球率:1.55
投球回数:162回1/3
与四球数:22
与死球数:6

 3位は今季限りで現役を引退した黒田博樹(広島)。若手時代は150キロのスピードを投げるも、コントロールに不安があった黒田だが、現役最終年の与四死球率は1.96。9月3日のヤクルト戦で5四死球を与えたが、その他の登板は全て3つ以内に抑えている。

黒田博樹
与四死球率:1.96
投球回数:151回2/3
与四球数:30
与死球数:3

 一方で与四死球率ワーストは、菊池雄星の4.34。菊池は150キロを超えるストレートを武器に力で押すスタイルではあるが、5月12日の楽天戦、9月2日のロッテ戦で今季自己ワーストの6四死球を与えるなど、制球に苦しむ場面が多い。今季は無四死球で終えた登板は、1度もなかった。

菊池雄星
与四死球率:4.34
投球回数:143回
与四球数:67
与死球数:2

 現役選手がコントロール抜群と評価した菅野が、やはり最も低い与四死球率という結果となった。来季は誰が与四死球率のトップになるのか非常に楽しみだ。