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2016年アジアウインターリーグ(台湾)の第17日目。NPBイースタン選抜は欧州選抜と試合を行った。先発オーダーは、以下のメンバーになった。

1(左)重信慎之介（読売巨人）
2(三)増田大輝（読売巨人）
3(遊)廣岡大志（東京ヤクルト）
4(指)内田靖人（東北楽天）
5(中)青柳昴樹（横浜ＤｅＮＡ）
6(左)八百板卓丸(東北楽天)
7(一)渡邉大樹（東京ヤクルト）
8(捕)宇佐見真吾（読売巨人）
9(二)山本泰寛（読売巨人）

イースタン選抜は2回、1死から青柳、八百板の連打でチャンスを作ると渡邉がライト前にタイムリーを放ち1点を先制。鮮やかな3連打で先手を取るとなおも1死1、3から宇佐美が高めのボールを逃さずライトスタンドに叩き込む。今大会初アーチとなる豪華な一発で3点を追加し、試合の主導権を握った。

3回には死球で出塁した先頭の増田が相手投手のボークで2塁に進み、次の投球ですかさず3盗を決める。好走塁を見せると続く廣岡の内野ゴロの間に悠々生還。無安打で1点を奪うと6回にも増田のタイムリーなどで3点を追加。7回には青柳のタイムリーと1死3塁からの渡邉の内野ゴロで加点し2桁10得点を挙げた。

投げては、小さなテイクバックからキレのいいスライダーを投げ込む先発・宮國椋丞(読売巨人)が初回と2回に安打を許したものの以降は圧巻のピッチングを披露。1番から始まった欧州選抜の3回の攻撃を三者凡退に抑えると、4、5、6回も1人の走者も許さない。7回に5イニングぶりの安打となる2塁打を許しこの回1点を失うが、最後は2死満塁から三振に仕留め最少失点にとどめた。

するとその直後の8回表、2死から廣岡が2塁打を放つと代打・平沢大河(千葉ロッテ)がセンターオーバーのタイムリー3塁打。高卒ルーキーの連続長打でリードを広げると9回には先頭の八百板が本塁打を放つ。帰国したオコエ瑠偉（東北楽天）に代わり途中からチームに合流したため出場試合数は多くないが猛打賞の活躍でチームの勝利に貢献した。

終盤の継投は制球力と奪三振能力を兼ね備えた桜井俊貴(読売巨人)が崩れ、すんなりとはいかなかったが今大会8回2/3を投げ14奪三振という篠原慎平(読売巨人)が8回2死満塁の厳しい場面を切り抜け、9回も3人でピシャリ。逃げ切りに成功し連勝を飾った。

イ選抜 041 003 211 12
欧選抜 000 000 120 3