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プロ野球

4安打固め打ち!横浜DeNAの“夏男”桑原「躍動していきたい」

3回DeNA1死二塁、宮崎の左前打で生還する桑原。捕手大城=東京ドーム【写真提供:共同通信社】[/caption]

横浜DeNAの桑原将志が5日の読売巨人戦で4安打の固め打ち。計14安打を放った打線をリードオフマンとしてけん引した。

 「1番・センター」で先発出場すると、初回の第1打席で山口俊の148キロのストレートを右中間フェンスまで弾き返す2塁打を放って先制のホームを踏むと、3回にも先頭打者としてライト前ヒットで出塁し、盗塁で2塁へ進むと、宮﨑敏郎のヒットで本塁生還。勢いは止まらず、4回の第3打席でショートへの内野安打で今季初の猛打賞を記録すると、6回の第4打席でもヒットを放ち、ファンから大きな拍手を受けた。

 4安打の大活躍に「たまたまです」と言いながらも、塁の先頭で打線に勢いをつけるリードオフマンとしての働きに「やっぱり1番バッターはそういう役割を求められていると思うので、何とか塁に出れて良かったです」と何とか塁に出られてよかった」と胸を張った。そして、「僕自身にとっても勢いづく試合になったんじゃないかなと思う。これからどんどん躍動していきたい」と宣言した。

 昨季は1番打者全試合に出場して打率.269をマークし、自身初のゴールデングラブ賞も受賞した桑原。さらなる飛躍が期待された中で開幕から打撃不振に悩んでいたが、この日の4安打で打率.235から.253まで急上昇。前日の試合では守備ではスーパーキャッチを見せるなど“らしさ”が出てきた。昨年7月に月間MVPを受賞した“夏男”は、「僕らしくプレーしてチームの勝利に貢献出来たらと思います」と今後の活躍を誓った。