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プロ野球

1カ月半のミニキャンプの成果!千葉ロッテ・酒居が今季2勝目!

7回1失点で2勝目を挙げたロッテ・酒居=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの酒居知史が1日の福岡ソフトバンク戦で7回1失点の好投で今季2勝目を挙げた。

 ルーキーイヤーの昨年、シーズン後半から先発を任され5勝とプロの世界で戦える力を証明した酒居。今季もローテーションの一角として期待が集まっていたしかし、自慢のストレートがシュート回転し打ち込まれる場面が多く、4月は1勝1敗ながら、防御率が7点台と安定さを欠いた。井口資仁監督は、酒井に球威を取り戻させるため、一度登録を抹消し、ミニキャンプを指示。酒居は1カ月半、みっちりと下半身を鍛え直した。6月17日に1軍再昇格を果たした際には6回1失点と好投したが、続く24日の登板では6回5失点と試合と作れなかっただけに、この日の登板では何としても結果を残してミニキャンプの成果を見せたかった。

 初回、いきなり得点圏にランナーを許すが、粘り強く投げて無失点で切り抜ける6回まで相手打線を2安打に抑え込む快投。7回、相手の5番・デスパイネに一発を浴び、その後2死1、2塁とピンチを広げたが、代打・福田秀平を三振に仕留めて最小失点で切り抜けた。

 チームは中盤に奪った得点を守り、4対2で勝利。3カ月ぶりの白星を手にした酒居は、「あの場面で打たれていると、4月と同じピッチングになってしまうので、気合で抑えました」と、ピンチを切り抜けた7回の場面を振り返った。

 この日の勝利でチームは3位タイに浮上。「僕がチームに貢献して、順位を上げられるように頑張る」と力強いコメントも残した2年目右腕の今後の活躍に期待したい。