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プロ野球

10試合目で待望の初白星!オリックス・ディクソンが6回1失点の好投!

6回1失点で今季初勝利を挙げたオリックスのディクソン=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


オリックスのディクソンが1日の北海道日本ハム戦で6回を投げ、4安打1失点で今季10試合目の登板で待望の初勝利を挙げた。

 「野手のみんなが助けてくれました」とディクソン。1回、2回と走者を出しながら後続を抑えて無失点に抑えると、味方打線が3回に1点、4回に4点を奪って大量援護。4回に1点を失ったが、得意のナックルカーブを緩急巧みに投げ込んで内野ゴロの山を築いて6回104球を投げて4安打1失点。常に主導権を握った状態での試合運びに、「点があるときは思い切ったピッチングができるので、自分が投げるときは次もこのような試合運びにしてもらいたいと思います」と味方打線に笑顔で注文を付けた。

 来日5年間で計43勝をマークしている優良助っ人だが、今季は開幕から打線の援護を欠いて白星に恵まれず、自身も5月は2試合連続で5失点KOを食らって2軍再調整。リフレッシュした直後の6月1日の登板では6回1失点と好投も、続く同9日の東京ヤクルト戦では1回6失点の大乱調。前回6月16日の登板では7回2安打無失点も、味方打線が未得点と沈黙した。それだけに、「ホッとしています。やっと勝てました」とようやく掴んだ今季初白星に安堵の表情を見せた。

 この日を終えて、チームは首位と4ゲーム差で福岡ソフトバンクと並んでの3位。「とても混戦なので、これからもいいピッチング、いいゲームを続けていきたいと思います」と語った右腕の復活は、福良監督にとっても非常にありがたいはずだ。