- プロ野球
2018.07.01 01:39
緊急登板で6回零封!阪神・才木が約1カ月ぶりの2勝目!
阪神の才木浩人が30日の東京ヤクルト戦で緊急登板して6回を3安打無失点に抑え、5月27日のプロ初勝利以来の2勝目を挙げた。
先発した岩貞が初回に2番打者の青木に頭部死球を与えて危険球退場となり、急遽登板となった。ブルペンでは「10球ちょっとしか投げていない」という状態で、最初の打者の山田哲人に四球を与え、いきなり無死満塁で打者バレンティンというピンチを迎えたが、「攻めの姿勢でいければいいと思った」と、バレンティンのサードゴロで1点を失ったが、畠山和洋、坂口智隆の2人をともに内野フライに仕留めて最少失点で切り抜けた。
2回以降は東京ヤクルトの強力打線に連打を許さなかった。「とりあえず一人ずつ、しっかり抑えていこうと思った」と、6回まで被安打3、7奪三振の好投で無失点に抑えた。それでも「ヒットをいらないフォアボールでピンチを作ってしまった場面があった」と反省も忘れなかった。
プロ2年目の才木は、須磨翔風高校出身の「公立の星」として16年ドラフト3位で入団。高卒1年目から一軍デビューを果たし、プロ初ホールドも記録した。今季は先発3試合を含む5試合に登板して1勝2敗、防御率4.96の成績を残していた。
緊急登板での2勝目に才木は「任されたところでしっかり投げようと思ってやっているので、結果が出てよかった」と喜び、「まだ2年目で、いろいろ経験させてもらっているので、今日のこともこれからの野球人生に活かしていきたい」と初々しい姿勢も見せた。「マウンドでの攻めの姿勢と、真っ直ぐを見てもらいたい」という19歳が、巻き返しを狙うチームの力になりそうだ。