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2年目躍進中!東北楽天・田中が決勝打を含む3安打猛打賞で勝利に貢献!

8回楽天2死二、三塁、田中が勝ち越し打となる一塁内野安打を放つ=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


 東北楽天のプロ2年目の田中和基が24日の北海道日本ハム戦で3安打1打点の活躍でチームを勝利に導いた。

 「1番・センター」で出場すると、第2、第3打席でヒットを放って2試合連続のマルチ安打を記録。この勢いを保ったまま迎えた8回の第4打席、2死2、3塁の場面で打席に入ると、追い込まれた直後の6球目の低めのストレートに食らいついた。打球はワンバウンドしてファーストの頭上へ。万事休すと思われたが、俊足を飛ばして一塁ベースを駆け抜けて内野安打に。これが決勝タイムリーとなり、チームはリーグ再開最初のカードを勝ち越しで終えた。

 「ファウル思ったんですけど、フェアゾーンに転がったので必死で走りました」と粘りの決勝打の場面を振り返った田中。プロ1年目の昨季はチーム最多の7盗塁を記録し走塁の面でアピールした一方で、51試合で打率.111とレギュラー定着には打撃面の成長が課題として残されていた。迎えた今季も開幕1軍に名を連ねたがすぐに2軍落ち。ファームでも4月は打率1割台と低迷した。だが、5月に入ると打撃の調子を上げて5月23日に1軍再昇格を果たすと、一気に打撃開眼。スタメン出場を続けながら、この日の試合前までに29試合で81打数16安打の打率.323と好調をキープ。この日も決勝打を含む猛打賞の活躍で存在感を存分に見せ付けた。

 頼みの助っ人陣の不調で打撃低迷が続く東北楽天。足もあり、パンチ力も秘めるバッティグが魅力の田中が1番として定着できれば、低迷脱出に好材料となるはずだ。