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プロ野球

悲願のプロ初完投!広島東洋・九里が力投でチームの連敗をストップ!

プロ初完投で2勝目を挙げた広島・九里=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


広島東洋の九里亜蓮が17日の福岡ソフトバンク戦でプロ初の完投勝利でチームの連敗を5で止めた。

 「先に相手に点を与えて流れを持って行かないように、そこは意識してやった」という九里は、立ち上がりから身上である打たせて取る投球で内野ゴロの山を築いた。5回にはデスパイネに一発を浴びたが、次打者から三者連続三振の快投も見せた。その間、打線は初回にバティスタの3ランなどで4点を先制し、6回には打者一巡の猛攻で一挙8点を追加。九里は「野手がたくさん点を取ってくれたので、楽な気持ちで投げることができた」とバックの大量援護を感謝した。

 「9回にマウンドに上がったのは初めて。痺れるものがあった」という最後のイニングで、二死をとった後、塚田に一発を浴び、江川の安打の後、デスパイネにこの日2本目となる2ランを許した。「甘いボールだった。また課題が見つかった」という右腕は「いい経験になったので、次に生かしていきたい」と反省しながらも、プロ入り6年目、通算101試合目の登板で計117球での悲願の初完投に充実の表情を見せた。

 今季9勝を挙げている大瀬良と同期入団で、1年目からローテ入りが期待されたが、安定感を欠く投球で、ここ数年は先発、リリーフ兼任の便利屋のような役割だった。それでも与えられた場所で結果を残し、リリーフでスタートした今季も、5月下旬から先発を任されている。「まだまだレベルアップしなければいけないところがたくさん見えた」という九里にとって、プロ初の完投勝利は念願だった先発ローテ定着への足がかりになるはずだ。