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プロ野球

1軍復帰即の大仕事!福岡ソフトバンク・内川がダメ押し2ラン!

7回、2ランを放ち喜ぶソフトバンク・内川(右)=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの内川聖一が16日の広島東洋戦で2ランを含む2安打の活躍。1軍復帰即、チームの勝利に貢献した。

 2000安打達成者が、その実力をすぐに見せつけた。「最初の打席で結果(センター前ヒット)が出てくれたので、それが一番ホッとした」と、初回の第1打席でセンターへヒットを放つと、第2打席は左飛、第3打席は四球だったが、この四球を選んだ打席が「一番充実感があった」と内川。そして迎えた7回裏、長谷川勇也の一打で同点に追いつき、中村晃の犠飛で勝ち越しに成功した直後に打席に入った内川が、広島東洋の2番手・今村猛の初球、インコース高めのストレートを振り抜くと、打球は大きな弧を描いてレフトのホームランテラスへ。リードを一気に3点に広げる貴重な2ランとなった。

 「もちろん突き放すホームランだったのでそれはそれでうれしかったですが、久しぶりに『後ろにつなごう』という意識が出た打席だった」と内川。この日、工藤公康監督は内川を4番ではなく3番で起用したが、それは「初回に打席に立たせたいというのと、少しでも多く打席が回ってくればと思って」だという。秋山ホークス時代に慣れ親しんだ打順に「あまり違和感はなかった」と語り、「3番打者として後ろにつなごうという意識」で選んだ四球に充実感を覚えたというわけだ。

 1軍復帰即、結果で期待に応えた内川は「今日結果が出たことで、また明日からがんばっていこうという気持ちになれる」と、明るい表情を見せていた。チームは再び3位浮上。ようやく首位追撃態勢が整い始めた。