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ベテラン石川が山賊打線を手玉に取る!東京ヤクルトが9年ぶりの交流戦勝ち越し!

7回途中1失点で4勝目を挙げたヤクルト・石川=大宮公園【写真提供:共同通信社】


 東京ヤクルトの石川雅規が12日の埼玉西武戦で6回0/3を3安打1失点の好投で今季4勝目。9年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。

 今季猛威を振るう強力“山賊打線”を相手に「思い切って、球は遅いですけど、なんとか両サイド思い切ってつこうと心掛けました」と石川。1回1死から源田壮亮にヒットを許したが、3番・浅村栄斗を低目のボール球を振らせてセカンドゴロ、4番・山川穂高はチェンジアップでタイミングをずらしてセカンドフライ。その後も低めにボールを集めながら緩急を使って強力打線を翻弄。4回に捕手の中村悠平が頭部死球を受けて退場となるアクシデントがったが、「中村が本当にいいリードをしてくれましたし、途中でああいう形で退場しましたけども、より一層気持ちが入ったというか絶対に負けられないんだという気持ちでマウンドに立っていました」と気迫も見せながら、6回まで犠牲フライの1失点のみに抑えて勝利に貢献した。

 38歳の好投で、チームは交流戦10勝目(2敗)。「交流戦に入ってからチーム状態がいいので、僕もなんとかその流れに乗りたい一心で頑張って腕を振りました」と石川。この日の勝利で球団9年ぶりの交流戦勝ち越しが決定。このまま12球団トップを快走してすれば、セ・リーグ首位の広島の背中も手の届く距離に近づく。