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プロ野球

14年以来の1試合2発!東京ヤクルト・雄平がチームを7連勝に導く!

サヨナラで3年ぶりの7連勝を飾り、喜ぶ雄平(中央)らヤクルトナイン=神宮【写真提供:共同通信社】


 東京ヤクルトの雄平が7日の福岡ソフトバンク戦で1試合2本塁打に加えてサヨナラ押し出し四球の計3打点を挙げて勝利に貢献した。

 最初のホームランは2回裏の1死ランナーなしの場面。2ボール2ストライクと追い込まれた後の外角高めのストレートを逆らわずレフト方向へ。「逆らわず押し込めましたけども、風のおかげです」と振り返った打球は、スタンド前列へと飛び込んでいった。2本目のアーチが生まれたのは1対1で迎えた7回裏。回の先頭で打席に立つと、1本目と同じカウントから見逃せばボールかと思われる高めのストレートを豪快にフルスイング。ボールは高い放物線を描きバックスクリーン横へと消える逆転弾となった。

 その後、チームは8回表に逆転されるが、9回にバレンティンの15号ソロで同点。そして迎えた延長10回裏、2死満塁と一打サヨナラの大チャンスで雄平が打席に。「打つ気満々でしたが、うまく見逃せました」と、制球の定まらない福岡ソフトバンクの4番手・モイネロのボールをしっかり見極めて押し出しのサヨナラ四球を選び、勝利を手繰りよせた。

 ヒーローインタビューでは「打って決めたかったですか?」と問われたが、「なんでもいいので1点入れば勝てるので、そういう気持ちでした」と笑み。この日の勝利でチームは7連勝。「この勢いを消さないように気を引き締めたい」と雄平。16年目迎えるベテランは、好調な今こそ大事に戦わなければいけないことを承知している。