中日戦の２回、通算２００盗塁を達成し、記念のボードを掲げる日本ハム・西川＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

北海道日本ハムの西川遥輝が1日の中日戦で史上75人目の通算200盗塁を達成した。

　いつものように「1番・センター」で先発出場すると、2回の第2打席で無死2、3塁から2点タイムリーを放った後だった。中日の先発・柳裕のモーションを見ながら、2番・大田泰示の2球目で好スタートを切ると、悠々と二塁セーフ。通算751試合目での200盗塁目。ユニフォームの土をゆっくりとはらうと、200盗塁達成の記念ボードを手に、ヘルメットを取ってファンの声援に応えた。

　「まだ200盗塁。（成功率の高さに）もっとアウトが増えていたら、セーフも増えていたと思う。トライ数が増えていたら。なんせ、アウトになることが嫌いなので」と西川。5月30日の読売巨人戦では、9回に2塁打を打った後に次打者の打席でスタートを切って三塁へ進み、ビジョンにも「記録達成」の表示が出たが、内野守備が無警戒だったことから公式記録では盗塁と認められず。だがこの日は文句なしの盗塁を決め、堂々と胸を張った。

　球団からはすぐさま記念グッズの発売がリリースされた。ファンからの人気も高い北のスピードスター。今季だけを見ても2位の源田壮亮に差を付けるリーグトップの18個目の盗塁で、2年連続3度目の盗塁王へ向けて視界良好。200盗塁は単なる通過点だ。