- 大学野球
2018.06.02 18:51
慶應が早慶戦初戦を制し完全優勝王手!攻守で瀬戸西純の存在感光る【東京六大学野球】
既に秋春連覇を決めている慶大が早大を3対1で下し先勝。全校から勝ち点を挙げる完全優勝に王手をかけた。
この試合のハイライト動画はこちら!
試合を決めたのは普段は好守でチームに欠かせない存在となっている瀬戸西純(2年・慶應)だ。打率はこの試合の前まで2割に届いていなかったが、4回二死二、三塁の場面で早大・小島和哉投手(4年・浦和学院)のストレートに差し込まれながらも強く打球を叩きつけると、これを相手二塁手が後逸し(記録はヒット)、勝ち越しの2点適時打となった。
今日も含めて全11試合で遊撃手として出場し、失策はわずかに1つと安定した守備を見せている瀬戸西。
昨年の4年生が卒業し総入れ替えとなった内野陣は、オープン戦序盤ではミスも多かったが、泉名翔大郎コーチ(4年・慶應志木)ら学生コーチ陣と内野陣で、全体練習前の毎朝7時15分から特守を敢行。それが現在の堅い守備に繋がっているという。
完全優勝がかかる早慶戦2回戦、そしてトーナメント戦の全日本大学野球選手権(11日開幕※慶大の初戦は13日予定)と緊張感の高い試合は続いていくが、瀬戸西は「守備を買っていただいているので、打球に対して攻めていくスピード感のある守備をしていきたいです」と頼もしく語った。
★早稲田大vs慶應義塾大1回戦
早大 001000000=1
慶大 00030000X=3
【早】●小島—岸本
【慶】○高橋亮、高橋佑—郡司
文・写真=高木遊