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プロ野球

【試合動画はこちら】ウエスタン選抜2試合連続の2桁得点で5戦5勝(2016アジアウィンターリーグ台湾第8日目)

※掲載期限切れのため動画は削除しました

2016年アジアウインターリーグ(台湾)の第8日目。NPBウエスタン選抜は欧州選抜との試合に臨んだ。
先発オーダーは、以下のメンバーになった。

1(二)曽根海成(福岡ソフトバンク)
京都国際高から2013年育成ドラフト3位で入団。俊足、強肩の持ち主で身体能力の高さは大きな魅力。背番号は3桁ながらウエスタンでも82試合に出場し素質開花が待たれる。

2(遊)宗佑磨(オリックス)
横浜隼人高から2014年のドラフト2位で入団。ギニア人の父から受け継いだ天性のバネを武器に、2年目の今季は2軍で60試合に出場して打率.272をマーク。9月18日のソフトバンク戦に「2番・ショート」でプロ初出場。未来のスター候補だ。

3(右)横田慎太朗(阪神)
鹿児島実業高から2013年のドラフト2位で入団。天性の長打力を持ち、高卒1年目から大きな期待を受ける中、1年目から2軍戦で1試合3本塁打を記録するなど大器の片鱗を見せる。3年目の今季は、金本新監督の下で開幕戦に「2番・センター」でプロ初出場初先発。6月下旬から2軍暮らしが続いたが、1軍で38試合に出場して大きな経験を積んだ。

4(左)吉田正尚(オリックス)
敦賀気比高から青山学院大へ進み、侍ジャパン大学代表の4番、アマチュアNO.1スラッガーとして、2015年のドラフト1位で入団。「1番・DH」での開幕スタメンから6試合連続安打を記録。5月に腰痛で戦列を離れたが、8月の復帰後はアーチを量産。3番打者に定着し、約1カ月の間に2ケタ10本塁打をマークした。

5(一)古澤勝吾(福岡ソフトバンク)
九州国際大附属高から2014年のドラフト3位で入団。高校時代は1年時からショートのレギュラーとして活躍。俊足巧打に華麗なグラブさばきを武器に、プロ2年目の今季はウエスタンの試合にセカンドもしくはサードとして計64試合に出場した。

6(捕)栗原陵矢(福岡ソフトバンク)
春江工業高から2014年のドラフト2位で入団。高校時代、全国的な知名度は高くなかったもののU18代表に選ばれると主将と正捕手としてチームを牽引。強肩はもちろんのこと50m6.0秒の俊足も武器でウエスタンでは.306の打率を残した。

7(中)近藤弘基(中日)
名城大から2014年の育成ドラフト4位で入団。プロの世界にもまれる中で腕を磨き、2016年7月に支配下登録。8月2日の巨人戦に「2番・レフト」でプロ初出場を果たし、いきなりプロ初安打プロ初打点を含む猛打賞デビュー。伝説のノーヒットノーラン左腕を父に持つ。

8(指)幸山一大(福岡ソフトバンク)
富山第一高から2014年の育成ドラフト1位で入団。現役日本人外野手の最高身長となる1メートル91センチの体躯に無限の可能性を秘めた未完のスラッガー。今季はウエスタン19試合に出場。スケールの大きなスイングは魅力タップリだ。

9(三)溝脇隼人(中日)
九州学院高から2012年のドラフト5位で入団。堅守、俊足に巧打と三拍子そろった逸材として期待を受け、2014年8月に1軍デビュー。今季は1軍6試合出場。二遊間を守れる内野の注目株だ。

1点を追うウエスタン選抜は初回、2死1、2塁から古澤がうまくライト前に運ぶタイムリーを放ち同点に追いつく。

先発した青柳晃洋(阪神)はサイドスローとアンダースローの中間ぐらいから腕を振る変則右腕。制球力に課題を残すタイプでこの日も初回に先頭打者を4球で歩かせ、先制を許してしまう。それでも2回以降は立ち直り、浮き上がるような独特の軌道で打者に迫る高めのストレートとアウトコースから逃げるスライダーのコンビネーションで4回までに7奪三振。味方の反撃を待つ。

この好投に応えたい打線は4回、四死球で満塁とすると幸山が押し出し四球を選び勝ち越しに成功。さらに溝脇のフェンス手前まで飛ばす犠牲フライ、曽根のタイムリーなど打者一巡の攻撃で一挙に5得点。中盤のビッグイニングで試合の主導権を握った。

後半になっても攻撃の手を緩めず6回に幸山、溝脇の連打と曽根の四球で無死満塁とし宗がライト前に2点タイムリー。この後さらに1死1、3塁からの横田の内野ゴロ、2死3塁からのワイルドピッチで2点を追加しリードを広げた。

投げては青柳が6回1失点と先発の役割を果たし、終盤はしなやかな腕の振りの左腕・齋藤誠哉(福岡ソフトバンク)が4失点したものの6回までの10得点がものを言い大勢に影響せず。最後はコンスタントに140km/h台中盤のストレートで押す石崎剛(阪神)が3人で締め、逃げ切りに成功した。

これでウエスタン選抜は対戦が1回りする5試合を終えて未だ負けなし。全チームから白星を挙げるだけでなく4試合で2桁得点と試合内容でも圧倒。投打共に安定した戦いが続いている。

欧選抜 100 000 130 5
ウ選抜 100 504 00× 10