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先頭打者弾を含む2発で猛打賞!広島東洋・田中が雨天のひたちなかで大暴れ!

4回広島無死、田中が右越えにこの試合2本目となる本塁打を放つ=ひたちなか【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の田中広輔が23日の読売巨人戦で2本塁打を含む3安打猛打賞の活躍でチームの勝利に貢献した。

 前日の完封負けから一転して11安打9得点と爆発した打線で、トップバッターとしてチームに勢いをつけた。霧雨の降り続く悪天候だったが「集中力を切らさずに打席に入れた」という田中は、初回に巨人先発の吉川光の2球目を振り抜くと、「積極的にいった結果」という打球はレフトへ、昨年9月以来、自身6度目となる先頭打者本塁打。この一発で勢いづいた打線は、新井の今季1号となる3ラン本塁打などで、初回から5点を先制して試合の主導権を握った。

 さらに田中は4回の第3打席にも、先頭打者としてライトへ追加点となる本塁打を放つと、この回も新井、會澤のタイムリーで4得点と再びビッグイニング。8回にも安打を放ち、猛打賞をマークした田中は「1番打者としていい仕事ができた。いい集中力を持って、いい打席が多かった1日だった」と自画自賛。「昨日、点を取れなかったので、その分、今日はしっかり点を取れてよかった」とチームの勝利を気にかけることも忘れなかった。

 宇都宮で完敗した借りをひたちなかですぐさま返した広島東洋。2位巨人との2連戦を1勝1敗で終え、ゲーム差は再び4.5となり、交流戦をリーグ首位で迎えることが確定した。リーグ3連覇を目指すチームは、昨季を上回るペースで貯金を増やしているが、「一戦一戦、一生懸命やるだけ」と、連続フルイニング出場を続けるリードオフマンの姿勢は変わることはない。