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中年の星!40歳の中日・山井が今季初登板で4年ぶりの完封劇!

4年ぶりの完封勝利を挙げ、ファンの声援に応える中日・山井=横浜【写真提供:共同通信社】


 中日の山井大介が22日の横浜DeNA戦に今季初登板初先発し、自身4年ぶりとなる完封勝利を記録。今月10日に40歳になったばかりの山井の今季初勝利は、プロ野球史上9人目の40歳以上の完封勝利となった。

 立ち上がりから安定感抜群のピッチングを見せると、打線も2本塁打の大島など、4本塁打、13安打で小刻みに得点を奪い、不惑の右腕を援護。山井は3回と9回に先頭打者に2塁打を打たれるなど4安打中3本が2塁打だったが、後続にヒットを許さずにほとんど危なげのない投球で9回を投げ切って散発の4安打。当たっている横浜DeNA打線を116球で抑え込んだ。

 約2カ月遅れの開幕となったが、ベテランらしく、慌てず自分の出番を待っていた。「今年は開幕からローテに入りたい気持ちはあったが、なかなか思うように投げられなかった。それでもしっかり投げられるという自信はあったので、焦らず、しっかり調整できた」という山井は「(松井)雅のリードもあるし、野手が早い回、中盤、後半と点を取ってくれたので、自分のペースに持っていくことができた」と、周囲に感謝した。

 2014年8月16日以来となる完封劇に関しては「出来過ぎだと思う」と謙遜したが「40代の一発目の登板ということもあったので、いい試合をしたいと思った」と笑顔を見せた山井。「世の中の40代の皆さん、まだまだこれからいい年が来ると思うので、頑張っていきましょう」と、ヒーローインタビューを締めくくった。中日に新たな「中年の星」が誕生した。