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強気の直球でハム打線を封印!千葉ロッテ・石川が約1カ月ぶりの白星!

5回日本ハム無死一塁、鶴岡を遊ゴロ併殺に打ち取り、グラブをたたくロッテ・石川=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの石川歩が22日の北海道日本ハム戦に先発し、8回無失点の好投で今季4勝目を挙げた。

 地元・富山への凱旋となった15日の前回登板で、6回5失点で負け投手となった石川。4月17日以来勝ち星から遠ざかっていることもあり、石川にとっては是が非でも白星がほしい試合でもあった。その強い気持ちもあってか、この日は立ち上がりからストレートで押す強気のピッチングを披露。そこには「ブルペンでは調子が悪いと聞いていたので、逆にストレートで押していこうと田村(龍弘)と話していた」という井口資仁監督の意図もあったという。援護は2回裏に4番・角中勝也が放った今季1号ソロでの1点のみだったが、中盤、終盤に入ってもストレートの球威は衰えることはなく、8回まで許したヒットはわずかに3本。2016年9月15日の東北楽天戦以来の完封も期待されたが、9回は守護神・内達也に託して勝利の瞬間をベンチで見守った。

 チームは石川、内のリレーの完封リレーで今季初の4連勝。ヒーローインタビューで投球内容のよかったところを聞かれた石川は「田村の言われた通りに投げただけ」と女房役を賞賛。また、完封を期待されていたことを問われ「10点あったらしていたと思います」とおどけてみせた。

 3勝11敗を周囲の期待を大きく裏切ってしまった昨季の雪辱も晴らしたい気持ちも強い石川。本調子ではない中で好投できたことは、本人にとってもチームにとっても大きなプラス材料になるはずだ。