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待望の1号弾!東京ヤクルト・青木が日本球界復帰後初アーチ!

8回、日本球界復帰後初本塁打を放ち笑顔のヤクルト・青木=鹿児島【写真提供:共同通信社】


 東京ヤクルトの青木宣親が15日の読売巨人戦で、日本復帰後第1号となる決勝本塁打を放った。

 東京ヤクルト・ハフ、巨人・山口俊の両先発が好投し、投手戦となった展開で、7年ぶりに日本復帰したメジャー帰りの安打製造器が、ひと振りで勝敗を決めた。1対1の同点で迎えた8回、先頭打者として打席に入った青木は、山口俊の3球目、外角高めの145キロのストレートを捉えてライトスタンドへ運んだ。

 2012年にメジャーに移籍し、昨季もブルージェイズなど3球団で110試合に出場して打率.277、5本塁打を記録したが、今春キャンプ中に古巣である東京ヤクルトに電撃復帰を果たした青木。打線の中心に期待され、一時は4番も任されたが、なかなか打率が上がらず、3、4月は打率.250と低迷した。それでも5月に入ると、徐々に本来の打撃を取り戻し、この日の試合前までの5月月間打率は.333を記録。ここまで出なかった本塁打が、決勝打となった。

 「ホームランを一本も打っていなかったので、いつ打てるんだろうと思っていた。今日は最高の場面で打ててうれしい」。宮崎県出身の青木だが、お隣の鹿児島で行われた試合での値千金の一打に「本当になじみの深い場所だし、この気候もあっているかもしれない」と笑顔を見せた。

 ヒーローインタビュー終了後、ともにお立ち台に上がったハフとともに、若手の廣岡からバケツの水をかけられる手荒い祝福を受けた青木。米国移籍前に首位打者3回、最多安打2回のタイトルを獲得したヒットメーカーが本調子になれば、最下位に沈むチームの浮上に大きな力となる。