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プロ野球

ルーキー・大城がプロ初の猛打賞!攻守で連敗ストップに貢献!

2回巨人無死一、三塁、大城が中前に適時打を放つ=横浜【写真提供:共同通信社】


 巨人の大城卓三が5日の横浜DeNA戦でプロ入り初の3安打猛打賞の活躍を見せ、チームの連敗ストップに貢献した。

 プロ初本塁打を記録した4月8日以来のスタメンマスクとなったこの日は、2回の第1打席で「長野さんが先制打を打ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れた」とタイムリーで続くと、3回の第2打席でもライトオーバーの2打席連続適時打となる2塁打を放った。さらに6回の第3打席は先頭打者として安打を放ち、プロ初の猛打賞を記録。「(第1打席で)初球から振りにいったことが猛打賞につながったと思う」と積極的な打撃をアピールした。

 ドラフト3位で入団した大城は、昨秋の侍ジャパン社会人代表でDHを任された打撃が売りの捕手。ルーキーながら開幕1軍入りを果たすと、開幕戦から代打で出場し、初打席でプロ初安打を記録。第2戦ではスタメン出場を果たした。2度目のスタメン出場となった4月5日の中日戦では2安打を放ったが、その後は自慢の打撃でアピールできず、逆に打撃好調だった小林が正捕手に定着して出場機会が減っていた。

 出場機会を増やすためには、守備力が課題となるが、この日は今季不振の田口をリードして2勝目に導いた。「田口がしっかり自分のミットをめがけてコントロール良く投げてくれたので、試合を作ることができた」と女房役らしく投手を持ち上げた大城。今季1勝4敗と部が悪かった横浜DeNAに快勝し、チームは5月初勝利を挙げた。「連敗が止まったので、明日から連勝できるように頑張る」。横浜の青空に向け、ルーキーが高らかに宣言した。