日本ハム―ロッテ７ 　６回３失点で２勝目を挙げたロッテのボルシンガー＝札幌ドーム【写真提供：共同通信社】

　千葉ロッテのボルシンガーが4日の北海道日本ハム戦で6回を6安打3失点の粘投で来日2勝目を挙げた。
　「何とかチームの連敗を止めたかった。僕がしっかりと自分を投球して試合を作って行けば勝てるチャンスが増える」とマウンドに上ったボルシンガー。初回に1失点、3回には2ランを被弾したが、4回の1死1、2塁のピンチを無失点で凌ぐと、その直後に味方打線が逆転に成功。「打線には本当に感謝したい」と頭を下げると、5回、6回とノーヒットに抑えてリリーフ陣へバトンタッチ。継投策も決まり、3月31日以来の今季2勝目を手にした。

　「田村がいいリードをしてくれたし、守備陣もよく守ってくれた。いい結果が出て本当に良かった」とチームメイトに感謝の言葉を並べたボルシンガー。開幕ローテ入りした来日1年目右腕だが、3試合登板で1勝1敗の成績を収めた後に登録抹消。コンディション調整も心配されたが、1軍再登録されて迎えたこの日の登板で計110球、6回を6安打1四球3失点としっかりと試合を作り、3連敗中だったチームの連敗脱出に貢献した。

　試合後は、マリーンズファンに向けても「自分自身、本当に素晴らしい経験をしている。1年目でこれほどファンから応援してもらえることは今までなかった。勝っても負けても最後まで一生懸命応援してくれる素晴らしいファンとともに、これからも頑張って行きたい」と感謝の言葉。今後の登板にも期待できそうだ。