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【試合動画はこちら】2016アジアウィンターリーグ台湾 イースタン選抜が5対3で韓国プロ野球選抜に逆転勝利

※掲載期限切れのため動画は削除しました

大会第4日目。イースタン選抜の先発は、一軍での実績十分な宮國椋丞(読売)。今季イースタンで17試合い登板して2勝1敗3セーブ、防御率0.90の好成績を残した右腕は、韓国プロ野球選抜を相手に2回を1安打無失点に抑え試合のリズムを作る。しかし前日の雨天中止から仕切り直した打線が、相手の力投派の先発左腕の前に苦戦し、序盤3回を無安打に抑えられてしまう。
試合が動いたのは4回だった。イースタン選抜は2つの四球で2死1、2塁とこの日初めてチャンスを作ると、廣岡大志(東京ヤクルト)の放った三塁線への打球が相手の送球エラーを誘い二走・渡辺大樹(東京ヤクルト)が生還。無安打で先制に成功すると、なおも2死1、3塁のチャンスから青柳昴樹(横浜DeNA)が三遊間を真っ二つに破るレフト前タイムリー。チーム初安打が貴重な適時打となり2点目を奪った。
投げては宮國の後を受けた最速152km/h右腕の古川侑利(東北楽天)も、2回を無失点に抑える好投。このままリードして後半を迎えたいところだったが5回、トルネード気味に大きく体をひねる與那田大剛(読売)が連打で走者を2人ためるとまさかの3点本塁打を浴び逆転を許してしまう。
1点を追うイースタン選抜は、7回に2死2塁と同点機は作ったが、打者の左右によって投手を代える韓国プロ野球選抜の小刻みな継投にかわされ得点ならず。2番からの好打順だった8回も三者凡退に終わり追い詰められた9回、先頭の廣岡が死球を受け足を痛めると残りの野手が少なかったこともあり投手の熊原健人(横浜DeNA)が代走で起用される。この後、相手の失策と嶺井博希(横浜DeNA)のバントで1死2、3塁のチャンスを作ると、途中出場の増田大輝(読売巨人)が放った打球はファースト後方、ライトの前に落ちるラッキーな同点のタイムリー2塁打。土壇場で試合を振り出しに戻すと、1死2、3塁から重信慎之介(読売)の犠牲フライで勝ち越しに成功。さらに2死2塁から相手のバッテリーミスで俊足・増田は一気に生還して5点目のホームを踏んだ。
相手の隙の突く攻撃で逆転すると、8回からマウンドに上がっていた右の本格派・桜井俊貴(読売)が2イニングをピシャリ。代走起用された熊原が9回裏の守備ではレフトのポジションに就くなど、ベンチ総動員となった一戦で見事な逆転勝利を収めた。

イ選抜 000 200 003 5
韓選抜 000 030 000 3