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プロ野球

チーム全4打点の大暴れ!阪神・上本が2試合連続猛打賞で2位浮上に貢献!

DeNAに勝利し笑顔の阪神・上本(手前)とメッセンジャー=甲子園【写真提供:共同通信社】


阪神の上本博紀が3日の横浜DeNA戦で3安打4打点の大暴れ。この日のチーム全打点を稼いでチームを2位浮上に導いた。

 「1番・セカンド」で2試合連続の先発出場。初回の第1打席でセカンドへの内野安打を放つと、3回の第2打席では四球。そして1を追う5回2死1、2塁の場面でこの日3度目の打席に入ると、横浜DeNA先発・東克樹の初球カーブを振り抜き、センターの頭上を越える逆転の2点タイムリー2塁打。「来た球を打とうと思っていた。メッセンジャーがよくホームまで還ってくれました」と一塁走者のメッセンジャーを称えた上本。そのメッセンジャーも「(上本は)本当に絶好調なのでやってくれると思っていた。全力で走りました」と感謝の言葉。さらに上本は、7回1死満塁で回ってきた第4打席で、相手2番手の三嶋一輝の高目のストレートをレフトへ綺麗に弾き返す2点タイムリー。この日チームは4点を奪ったが、そのすべてが上本のバットから生まれた。

 これで4月21日から6試合連続ヒット。前試合の1日の横浜DeNA戦では今季1号本塁打を含む3安打2打点の大活躍。この2試合で6打数6安打6打点の打率10割。試合後、本拠地の大歓声を浴びた31歳は「良い時もあるし悪い時もある。迷惑をかえることが多いのでたまにはいいんじゃないかなと思います」と照れ笑い。「目の前の1球を大事にしてやっています」と気を引き締め直した。

 今季通算では出場18試合で39打数16安打の打率.410。まさに絶好調の上本の活躍でチームは2位に浮上した。