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プロ野球

ルーキー・福田がプロ初タイムリー!オリックスが5点差を覆しての逆転勝利!

4回オリックス2死二、三塁、福田が中前に同点の2点打を放つ=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 オリックスが2日の埼玉西武戦で5点ビハインドをひっくり返しての大逆転。ルーキーの福田周平がプロ初タイムリーを放って勝利に貢献した。

 伝統ある阪急ブレーブスのユニフォームに身を包み、今日も西武特急を急停車させた。先発のディクソンが立ち上がりから大乱調で初回に4失点、4回にはメヒアに一発を浴びて5点のリードを許した。しかしそこからの逆転劇。その中でルーキーの福田が貴重な働きを示した。

 3試合連続スタメンを飾ると、4回2死2、3塁で迎えた第3打席で、カスティーヨの初球144キロの低目ストレートを見事にセンター前に弾き返す同点の2点タイムリー。「チャンスだったし、積極的に甘いボールを狙って、とにかくしっかり振り切ろうと思っていた」と福田。キャンプ、オープン戦と、一軍メンバーに抜擢されるも、なかなか結果が出ずに苦しんだ男が試合の流れを決定づけた。

 NTT東日本からドラフト3位でオリックス入り。開幕はファームスタートだったが、コーチの指導に真摯に耳を傾け、バットを変えるなどして、見事に結果で答えを出してみせた。「野球をよく知っている選手ですからね」と福良淳一監督の信頼は厚い。首位チームを相手に今季初の3連勝。ルーキーの一打から、バファローズの5月反攻が始まった。