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プロ野球

 7回2失点!オリックス・アルバースが西武打線を翻弄して3勝目!

7回2失点で3勝目を挙げたオリックスのアルバース=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 オリックス・アルバースが1日の埼玉西武戦に先発し、7回2失点で3勝目を挙げた。

 今季から加入した元カナダ代表の助っ人左腕。ストレート、スライダー、シュート、チェンジアップなど多彩な球種を操る技巧派で、開幕から4試合に先発し、すべての試合で失点は2点以下と安定した投球を見せている。

 この日も初回からストライク先行のテンポのよい投球で、強打を誇るライオンズ打線を翻弄して4回まで被安打2。「相手打者のタイミングを上手くはずしていましたね。アルバースらしい投球でしたね」と福良淳一監督も助っ人の好投を喜んだ。5回にはボークを宣告された後にタイムリーを許すなど中盤に苦しい場面はあったものの、大崩れせずに我慢し、7回には、味方のエラーで招いたピンチも、併殺打でしのいで相手に流れを渡さなかった。「バックを信じて投げた結果」と振り返ったサウスポー。開幕から試合をきっちり作る投球で、首脳陣やチームメイトの信頼は厚い。

 ヒーローインタビューでは、「何本かヒットは打たれたけど、全体的に自分のピッチングができたのでこういうピッチングができた」と投球内容を振り返った。また、「刺激的な投球でした、何も心配することなく、このままいいピッチングを続けてもらえればいいと思います」とプロ初セーブを挙げた山本にもエールを送った。

 金子千尋、ディクソンと先発の核となる2人がいまだ未勝利と苦しい投手事情が続いている中で4試合3勝1敗と結果を残すアルバースの存在感は増すばかり。アルバースの好投で、2カード続けての連戦初戦の勝利。5月反攻に向けて、バファローズが好スタートを切った。