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プロ野球

79打席目での待望の今季初アーチ!オリックス・T-岡田が4打点の大爆発!

ソフトバンクに勝利し、タッチを交わすT―岡田(55)らオリックスナイン=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 オリックスのT-岡田が30日の福岡ソフトバンク戦で4打点の大暴れ。今カード2勝1敗の勝ち越しに貢献した。

 「7番・ファースト」で先発出場すると、初回にいきなり2死満塁のチャンスで打席が回り、相手先発・中田賢一のフルカウントからの6球目、145キロの内角ストレートを引っ張ってライトへ弾き返す2点タイムリー。1点を返されたあとの3回には、同じく中田のストレートを、今度はライトスタンド中段まで運んで見せた。これがT-岡田にとって今季79打席目での待望の第1号のアーチ。勝利をグッと手繰り寄せた。

 昨季31ホーマーの大砲は悩んでいた。なかなか、タイミングが取れないうえに、一昨日の打席で自打球を右つま先に当てた影響で、親指の爪が剥がれかけ、試合前の表情も決して明るいものではなかった。藤井康雄打撃コーチも、「なかなかいい形にはなってこない」と、「55」番の調子に関しては歯切れも良くなかった。だが、そんな中で出せた2安打4打点の結果。試合の中で、復調への手応えを掴んだとするならば、明日からの結果が重要になってくる。

 「チームが勝つことが一番なので…」と、自身の不振もさることながら、チームの不調に心を砕く選手会長。今季の初ホーマーまで開幕からひとつき月の要したが、シーズンはまだまだ長い。チームの5月反攻に向けて、4月をいい形で締め括った。ようやく、”初日”を出した主砲の活躍なくして、バファローズの浮上はあり得ない。