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「豊作」の来オフFA市場で大谷翔平が「NO1」!? 米メディア「とびきり楽しみ」


このタイミングで米メディアが早くも来季のフリーエージェント(FA市場)を展望する特集を行い、日本ハムの大谷翔平投手を「ナンバー1のFA選手」の候補に挙げている。

■先発投手にはダルビッシュら、2017年FA市場特集で大谷に熱視線

 来月上旬に開催されるウインターミーティングを目前に控え、今後、各球団の動きも一層、活発化していくメジャーリーグ。このタイミングで米メディアが早くも来季のフリーエージェント(FA市場)を展望する特集を行い、日本ハムの大谷翔平投手を「ナンバー1のFA選手」の候補に挙げている。米CBSスポーツ電子版がレポートしている。

 特集記事では2017年シーズンオフの補強を見据えて今オフの補強費を節約する球団が出てくる可能性を指摘しつつ、各ポジションで注目選手を挙げている。

 捕手ではレンジャーズのジョナサン・ルクロイを筆頭候補に挙げ、一塁ではエリック・ホズマー(ロイヤルズ)、ヨンダー・アロンソ(アスレチックス)、ルーカス・デューダ(メッツ)、ジョン・ジェイソ(パイレーツ)らの名前を列挙。そのほか、二塁ではニール・ウォーカー(メッツ)、ハウィー・ケンドリック(フィリーズ)、ブランドン・フィリップス(レッズ)ら、遊撃ではザック・コザート(レッズ)ら、三塁ではトッド・フレイジャー(ホワイトソックス)、ジョニー・ペラルタ(カージナルス)、マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)らを筆頭に複数の選手を挙げている。

 さらに外野手ではロレンゾ・ケイン(ロイヤルズ)、J.D.マルティネス(タイガース)ら好選手がFAとなることをレポート。それ以外にも各ポジションで球団側が契約オプションを保持する選手やオプトアウト(契約破棄)の権利を保有する選手も紹介している。

 また先発、救援ごとに紹介されている投手では先発投手のFA「NO1」候補としてレンジャーズのダルビッシュ有投手やカブスのジェイク・アリエッタを挙げ、ヤンキースの田中将大が来オフ、オプトアウトの権利を行使することができることもレポートしている。

 そうそうたる名前が挙げられる中、今回の特集で「最後に一人追加しよう」と特筆しているのが大谷だ。

■「ベーブ・ルースが頭に浮かぶ」、「見るのがとびきり楽しみ」

 二刀流右腕が来オフに日本ハムからポスティング制度を利用してメジャー移籍に踏み切る可能性に言及。今季、投手として10勝4敗、防御率1.86、140投球回で174奪三振、打者として打率.322、22本塁打、67打点、長打率.588、出塁率.416の成績を収めていることを紹介している。

 記事では「来オフにNPBの日本ハムからオオタニがポスティングされることを、多くの者が期待している」とレポート。投打で好成績を残したことに「ベーブ・ルースが頭に浮かぶ」とし、「世間ではMLB球団はオオタニに投手への専念を求め、登板日に打席に入ることになると(ナ・リーグと契約することを前提に)言われている。だがもし、交渉の場で彼が二刀流をしたいと主張したならどうだろう? 事の展開は見ものだろうし、日々投手と外野手としてプレーする選手がいたらどんなものになるのか、見るのがとびきり楽しみだ」と大きな期待感を持って伝えている。

 また、記事の最後では「オオタニは来オフのナンバーワンFAに見えるが、豊作の年だ」とし、今後の球団の戦略や今後のトレード動向にも影響を受けることを付け加えている。

 メジャートップ選手が連なる特集で“大トリ”として登場し、どの選手よりも詳細にレポートされている22歳。果たして来オフに渡米を決断することになるのか。海の向こうからも熱視線が送られている。

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