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プロ野球

連敗を止める貴重な決勝打!千葉ロッテ・荻野が3打点!

10回ロッテ1死三塁、荻野が左前に勝ち越し打を放つ。捕手嶋=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの荻野貴司が25日の東北楽天戦で延長戦に終止符を打つ貴重なタイムリーを放った。

 開幕から1番・センターで出場を続ける荻野。試合開始前までの成績は打率.300、盗塁もリーグトップタイの7をマークしているリードオフマンは、この日はまずパンチ力でファンを喜ばせた。相手に2点を先制されて迎えた3回表。藤岡裕大のタイムリーで1点を加えた直後の第2打席で、東北楽天のエース・岸孝之が投じた内角のストレートを見事に捉えた。レフトスタンドへ2号2ランを放った。「田村(龍弘)も藤岡もしっかりつないでいたので、自分も後ろにつなぐ気持ちでした。結果的にホームランになっただけ」と、つなぐ意識が結果に表れた形となった。

 その裏、チームが同点に追いつかれ試合は延長戦に突入。10回表に2死2塁とホームランを打ったときと同じシチュエーションで打席に入ると、「なんとか返したいなと思いました」と気合を込めた荻野は、1球目にワイルドピッチでランナーが3塁に進むと、続く2球目を持ち前のコンパクトなスイングでレフトへ運んで貴重な1点を叩き出した。

 「連敗はしていましたけども、チームの雰囲気は悪くなかったので、今日は勝てて本当によかったです」と荻野。チームの連敗は5でストップ。チームが上位争いへ加わるためにも、荻野のパンチ力も秘めたつなぎのバッティングは絶対に外せない。