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ダルビッシュのレ軍、MLB屈指の先発ローテに? 補強へ「完璧なタイミング」


ダルビッシュ有投手が所属するレンジャーズの補強候補として、MLB公式サイトが28歳の快速右腕クリス・アーチャー(レイズ)の獲得を“猛プッシュ”している。すでにFAとなっていたアンドリュー・キャッシュナー投手を獲得したレンジャーズだが、以前から噂のあった“アーチャー獲り”が実現すれば、悲願のワールドシリーズ制覇に向けて大きな戦力アップとなりそうだ。

■キャッシュナー獲得も「十分ではない」、アーチャーをトレードで補強?

 ダルビッシュ有投手が所属するレンジャーズの補強候補として、MLB公式サイトが28歳の快速右腕クリス・アーチャー(レイズ)の獲得を“猛プッシュ”している。すでにFAとなっていたアンドリュー・キャッシュナー投手を獲得したレンジャーズだが、以前から噂のあった“アーチャー獲り”が実現すれば、悲願のワールドシリーズ制覇に向けて大きな戦力アップとなりそうだ。

 米国では24日がサンクスギビングデー(感謝祭)で、MLB公式サイトはホリデーシーズンの到来とともに、各球団が望むであろう補強プランを紹介。レンジャーズの欄で、今オフにレイズからのトレード放出候補として名前が挙がることの多いエース右腕アーチャーの獲得をするべきだと“進言”している。

「ダルビッシュが恐らく2017年シーズン後にFAとなることを考えると、今はハメルズとダルビッシュに続く剛腕投手を獲得する上で完璧なタイミングだ。アンドリュー・キャッシュナーとの1年契約は、ローテーションの課題を埋めるうえでは十分とは言えない」

 レンジャーズは来季もダルビッシュと左腕ハメルズの2人が「2枚看板」になると見られている。右腕ルイス、左腕ホランドがFAとなり、左腕ペレス、新加入の右腕キャッシュナーらが「2枚看板」とともに先発ローテを形成する形となるが、記事では「十分ではない」と指摘。アーチャーは今季、援護に恵まれず防御率4.02でリーグ最多黒星の19敗(9勝)を喫したものの、昨季はサイ・ヤング賞投票で5位に入るなど実力は確かだ。ローテに加えることができれば、大きな上積みとなる。

■ゴメス残留なら動き加速? メジャー屈指の左腕獲得も

 また、アーチャーは先発としてはリーグでも有数の剛腕投手だけに、ダルビッシュが来オフに移籍した場合の“後釜”としても計算できる。ダルビッシュは来季終了後に6年契約が満了してFAとなるため、大争奪戦となることが必至。チームはエース右腕の流出阻止のために今オフの契約延長を目指す方針だが、交渉がまとまらなければ2018年以降も残留させられるかは未知数となっており、アーチャーを獲得できればメリットは大きい。

 また、記事では「8月に加入したカルロス・ゴメスとの再契約が行われれば、ダニエルズGMは有望株を駒にしてのトレードで先発投手の獲得に動くだろう」とも分析。ゴメスを外野のレギュラーとして使うことで、“余剰”となる若手選手を使ってトレードが可能となり、先発投手補強への動きが加速することになるという。

 レンジャーズは、アーチャーと同じようにトレード放出候補となっているメジャー屈指の左腕、クリス・セール(ホワイトソックス)の獲得を目指しているとも伝えられている。どちらを獲得しても、先発ローテはメジャートップクラスの陣容になるだけに、実現するか注目が集まるところだ。

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