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7回2安打無失点!東北楽天の高卒2年目・藤平が今季初勝利!

7回無失点で今季初勝利を挙げた楽天・藤平=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 東北楽天の2年目右腕・藤平尚真が、19日の福岡ソフトバンク戦で7回を2安打無失点に抑える好投で今季3試合目の登板で待望の初勝利を挙げた。

 今季3試合目の先発となった藤平。過去2戦は、いずれも2失点と試合を作ってマウンドを下りる形だったが、勝ち星には恵まれなかった。そして“3度目の正直”を狙ったこの試合は、昨オフトレードで東北楽天入りした山下斐紹とのバッテリー。1回裏、先頭打者を四球で歩かせてしまうが、続く打者を連続三振に仕留め、勢いを付けた。

 「全体的に球数が少なくて、自分の投げたいボールが自分の投げたいところに決まっていたので良かったと思います」と藤平。その後も140キロ台のストレートに、スライダー、フォーク、チェンジアップを巧みに操り、4回まで当たっている福岡ソフトバンク打線をノーヒットに抑える快投劇。2回にアマダー、4回に銀次がソロ本塁打と味方打線の援護をもらうと、 5回以降も球威に衰えはなし。7回まで投げ2安打無失点8奪三振で、リリーフ陣へバトンタッチした。

 「ここまですごく長く感じましたけど、これからもっともっと自分のピッチングをして勝ち星を積み重ねていけたらと思います」と藤平。破壊力あるソフトバンク打線がストレートを捉えられなかったことについて「ストレート以外のボールでカウントが取れるようになったのが、(ストレートが)打たれない要因だと思います」と力を込めた。高卒1年目の昨季はチームの大型連敗を2度もストップさせた男は、この日も連敗ストッパーとして躍動。19歳の快投から、チームは必ず浮上するはずだ。