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8点差を覆す奇跡の逆転劇!埼玉西武・森友哉が今季初のサヨナラ打!

9回西武無死満塁、森が右中間にサヨナラの2点二塁打を放つ=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武・森友哉が自身2年ぶりのサヨナラタイムリーを放ち、8点差からの逆転勝利に貢献。チームの3連敗を阻止した。

 昨年は開幕前に右肘を骨折するアクシデントに見舞われ、大きく出遅れた森。今季は、開幕から一軍に名を連ね、16試合中スタメンを外れたのはわずか2試合。キャッチャーとしても9試合で先発マスクをかぶり投手陣をリードした。そしてこの日も、5番・キャッチャーでスタメン出場。序盤は先発・カスティーヨをテンポよく投げさせる好リードを見せていたが、7回、8回とリリーフ陣が失点して3失点で0対8のワンサイドゲームになった。

 だが、ここから劇的な展開となる。8回裏、外崎柊汰、栗山巧のタイムリーなどで一挙7点を奪って1点差に詰め寄ると、続く9回裏に無死満塁のチャンス。ここで打席に入った森が、「外野が前進していたので、かちあげようと思っていきました」と語ったように、アウトローのストレートをフルスイング。打球は右中間を深々と破る逆転サヨナラ2塁打となった。

 興奮冷めやらぬ中でのヒーローインタビューでは、「チームのみなさんが、チャンスを作ってくれたので、思い切り打席に立ちましたし、結果が出せてよかったです」とコメント。打率.370はリーグ2位と開幕から打撃は絶好調。「これを気にどんどん勢いに乗っていきたい」と語った若き強打者のバットはまだまだ湿らない。