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プロ野球

2打席連続タイムリー!広島東洋のリードオフマン・田中が首位浮上の立役者!

4回、適時打を放ちコーチとタッチを交わす広島・田中=呉【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の田中広輔が17日の東京ヤクルト戦で2安打3打点の活躍でチームを首位浮上に導いた。

 まずは2対2で迎えた2回1死満塁で迎えた第2打席、「チャンスだったので、とにかく必死で食らいついていった」と、ライトへ2点タイムリー。同点に追いつかれた4回1死3塁での第3打席では、「チャンスを作ってくれたので、必死に打った。抜けてくれてよかった」と、前進守備の1、2塁間を破る2打席連続タイムリーとなる勝ち越しの一打を放った。

 今季もトップバッターとして、同級生の菊池涼介、丸佳浩との1、2、3番トリオでチームを引っ張る存在。開幕戦から3安打猛打賞と好スタートを切ったが、最近5試合は20打数2安打と調子が落ちていた。だが、序盤から打撃戦となったこの日の試合で、2本のタイムリーで勝利に貢献。6回の第4打席では、右手付近に死球を受けたが、そのまま試合終了まで後退することなくプレーを続け、試合後には「大丈夫」と気丈に話した。

 田中の活躍で、チームは4月12日以来となる首位に躍り出た。緒方監督が「ウチの得点源」と信頼するリードオフマンが、強力打線をけん引する。