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古巣相手に今季初完投!読売巨人・山口が14奪三振で2勝目!

完投勝利を挙げ、捕手小林(左)とタッチを交わす巨人・山口俊=ハードオフ新潟【写真提供:共同通信社】


読売巨人の山口俊が17日の古巣・横浜DeNA戦で9回を5安打2失点、計14奪三振の力投。今季初完投で2勝目を挙げた。

 「最終回に斎藤(投手総合)コーチから『どうする?』っていう言葉があったんですけど、(最後まで)投げ切るつもりで今日のゲームに入っていたので、なんとか投げ切れてよかったです。尻上がりによくなってきたので、その結果完投できたのかなと思います」と山口。初回は1安打1四球、2回も2死からヒットを許した立ち上がり。3回にもヒットと四球で2死1、2塁とされるとロペス、宮﨑敏郎に連続タイムリーを浴びて2失点。しかし、「回を重ねるごとにうまく力も抜けたので、後半のほうがよかった」と4回以降はノーヒットピッチング。6回2死から6者連続三振を奪って見せた。

 これで4月3日以来の今季2勝目。前回4月10日の横浜DeNA戦は7回5安打1失点ながら自身が降板した直後の8回に逆転を許して白星を逃したが、新潟で行われたこの日は「最後は気持ちで投げました」と一人で9回まで投げ切って勝利を手にした。チームはこの9試合で1勝8敗、3カード連続負け越し中だが、この日の山口のピッチングが悪い流れを変えそうな全133球だった。