- プロ野球
2018.04.15 21:36
柳田が劇的サヨナラ弾!鹿児島神話を「8」に伸ばす!

9回、サヨナラ2ランを放ち、ナインに祝福されるソフトバンク・柳田(左から2人目)=鹿児島【写真提供:共同通信社】
福岡ソフトバンクの柳田悠岐が15日の千葉ロッテ戦の9回裏に劇的な逆転サヨナラアーチを放ってチームを勝利に導いた。
雨天中止となった熊本から鹿児島へと舞台を移した千葉ロッテ戦。福岡ソフトバンクにとって開催地の鹿児島は、前身の福岡ダイエー時代の1995年から7連勝中という好相性の場所。しかし、この日は序盤から相手にリードを許す苦しい展開。8回にようやく追いついたが、9回には守護神・サファテがまさかの失点。ついに“鹿児島神話”も崩れるのかと思われた。
だが9回裏、1死2塁の場面で打席に立った柳田が、千葉ロッテ・内竜也の1ボールからの2球目、内角の146キロストレートを捉え、センターへの劇的な逆転サヨナラ弾を放つ。「完璧でした。芯に当たったのでホームランになるとわかった」と柳田。敬遠されることも考えられたが、「打ててないんで、絶対に勝負してくると思った」と集中力を保って打席へ。沸き立つスタンドの声援を受けながらダイヤモンド回り、「やっぱり興奮しましたよ」とキャリア4発目のサヨナラ弾の味をかみしめた。
工藤監督も「本当にあそこでよく打ってくれました。(内の)失投だとは思うけど、それを逃さずに打ってくれた」と手放しでヒーローの一打を称えた。これで鹿児島での連勝は8に伸びた。鴨池野球場がソフトバンクのパワースポットと呼ばれることについて柳田は「どうなんですかね。(選手用の)ロッカーはきれいになりましたけど」といつものギータ節で答えた。