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プロ野球

これぞ3度目の正直!東北楽天・池田がプロ初勝利!

7回途中5失点でプロ初勝利を挙げた楽天・池田=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


プロ2年目の東北楽天・池田隆英が、15日の埼玉西武戦で悲願のプロ入り初勝利を挙げた。

 「自分のボールを投げて、一人ひとり抑えることを意識した」と振り返った池田。初回から毎回走者を背負う厳しいピッチングになったが、要所を抑えて4回まで好調埼玉西武打線に得点を与えず。その後、5回に秋山翔吾にソロ、7回には山川穂高に満塁弾を浴びて5点を失ったが、初回の8点を含めて序盤で11点を奪っていた打線の大量援護にも守られ、プロ初白星が舞い込んできた。

 2016年のドラフト2位で東北楽天に入団した池田。昨季はケガもあり一軍登板はなかったが、イースタン・リーグで11試合に登板し4勝1敗、防御率2.72と結果を残した。迎えた今季は、オープン戦出場こそ1試合のみの登板だったが、練習試合や2軍戦で結果を残して開幕ローテーション入りを果たした。そして一軍初登板の千葉ロッテ戦では3回途中4失点で降板。プロ2試合目の福岡ソフトバンク戦では、白星こそ逃したが6回1失点と好投していた。

 この日は6回1/3を11安打で5失点。「緊張します」と語りながら初めて上ったお立ち台では「あまりいいところが浮かばない」と反省も口にした。梨田昌孝監督も「テンポよく、球の力で抑えたところもあった」と評価しながら、「7回はピシッと抑えてほしかった」。投球内容に改善点は多いが、それでも結果が出たことは大きい。次回登板への期待がさらに大きくなるプロ初勝利だった。