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岩見イズム引き継ぐ嶋田翔が2日で5打点の活躍。慶大が東大に連勝【東京六大学野球】

昨秋優勝の慶應義塾大が嶋田翔内野手(2年・樹徳)の連日のタイムリーなどで東京大に5対1と快勝し、連覇に向けて好調なスタートを切った。
 開幕戦で先制打を含む4打点、2回戦は柳町達外野手(3年・慶應義塾)の決勝打の後に追撃の一打となるタイムリーを放った嶋田の活躍も大きい。

 昨年は2試合2打席に立ったのみだったが、岩見雅紀外野手(現楽天)から自ら希望し受け継いだ背番号「13」を背負い、5番・一塁手の定位置を獲得し、連日の活躍を見せた。
 群馬・樹徳高校時代は特別大学進学コースに在籍、7時間授業のため日々の練習は1時間遅れで合流していた。それでも高校通算34本塁打の打力と練習に取り組む姿勢で周囲に認められ、主将も務めた。最後の夏は県8強で敗れたもののスポーツ推薦の誘いを複数の大学から受けた。しかしそれらをすべて断り「部活が理由で勉強が疎かになるのも、勉強が理由で部活が疎かになるのも嫌だった」と、文武両道と慶大に憧れてAO入試で入学した。
 慶大野球部入部後は岩見に可愛がられ、個人練習をともにし「打席での1球を仕留める集中力などを尊敬しています」と話す。今後については「打点を稼ぎたい。また、“慶應の13番と言えば嶋田”と呼ばれるようになりたいです」と野心旺盛な嶋田。その打棒が秋春連覇に導く原動力となるかもしれない。

尊敬する岩見同様、強打の右打者として活躍を目指す嶋田※写真は14日1回戦時

★慶應義塾大vs東京大2回戦
慶大 100030010=5
東大 000100000=1
【慶】○津留崎、高橋(佑)、石井—郡司
【東】●小林、宮本—三鍋

2試合で5投手を起用した慶大・大久保秀昭監督は「加藤(現広島)頼みだった頃より投手の枚数は増えてきました」と投手力の向上を語った。※写真は9回を締めた石井雄也投手(3年・慶應志木)

文・写真=高木遊