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復活気配の沢村賞左腕!広島東洋・ジョンソンが今季2勝目!

8回2失点で2勝目を挙げた広島・ジョンソン=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


広島東洋のジョンソンが14日の読売巨人戦に先発し、8回2失点の好投で2勝目を挙げた。

 今季最長となる8回を投げて無四球とテンポのいい投球で、奪三振は1つだけだったが、内野ゴロの山を築いた。3回に丸佳浩の3ランで援護をもらうと、その裏、先頭の小林誠司に安打を許したが、田口麗斗のフライになった送りバントを自ら処理してピンチを切り抜けた。そして4回以降は、8回まで失点したイニング以外はすべて三者凡退に抑えて見せた。

 試合後のヒーローインタビューで「アリガトウ」と日本語で答えたジョンソンは、「今日はしっかりとストライクを取る自分の投球ができたので、あとは後ろの守備陣に任せるだけだった」とニンマリ。3回の得点は、自らの安打からのものだったが、「いいところに抜けてくれたラッキーなヒット。自分が塁に出て、丸の本当に貴重ないいホームランだった」と頼れる同僚に感謝した。8回を投げ終えて104球。2年ぶりの完投も期待されたが「ウチのチームは非常にいいブルペンだし、8回まで投げてちょっと疲れたところもあった。自分の仕事はここまでと割り切った」と涼しい顔だった。

 昨季は2度の長期離脱など不本意なシーズンだったが、今季はここまで3試合、負けもあったが、すべてクオリティースタートと、一昨年に沢村賞を獲得した安定感が戻ってきている。「去年はもう終わったシーズン。今年は最高のシーズンにしたい」という助っ人は「サイコーデス」と、完全復活へ高らかに雄叫びをあげた。