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復帰即猛打賞&決勝打!東京ヤクルト・雄平「気持ちで打った」

10回ヤクルト1死三塁、雄平が左前に決勝打を放つ=甲子園【写真提供:共同通信社】


東京ヤクルトの雄平が、復帰初戦となった13日の阪神戦で、延長戦にまでもつれ込んだ熱戦に決着を付ける決勝打を放った。

 昨季は6月末に右手首骨折で戦線離脱してシーズンを棒に振った雄平。今季は開幕一軍から外れたが、一軍登録した当日に「3番・ライト」で即スタメン出場すると、2打席凡退の後に2本のヒットをマークした後、2対2で迎えた延長10回1死3塁で迎えた第5打席で、阪神の4番手のドリスの投じた150キロのシュートを捉えてレフト前に運んだ。

 先発のブキャナンが完封目前の9回に福留孝介に同点2ランを打たれたが、試合の流れが相手に傾きかけた直後に、この日3安打目での決勝打。「(山田)哲人が出て、(山崎)晃大朗が送ってくれたので、なんとか気持ちで打った」と殊勲打を振り返った雄平は、今季初出場での活躍に「上がってきてすぐに使ってもらったので、期待に応えたいと思ってプレーした」と笑顔を見せた。

 この日の勝利でチームは貯金1となり、広島と並んで2位タイとなった。シーズン前の評価では、Bクラス予想がほとんどだったが、「ベンチも盛り上がって、元気があるのでこのまま勢いに乗っていきたい」と雄平。青木宣親の復帰で外野のポジションが激戦区となっているが、復帰初戦でのクリーンナップでのスタメン出場は、首脳陣の信頼の証でもある。「僕は今日からで何もしてこなかったので、少しでもチームの力になれように頑張りたい」。頼れる主砲の復帰が、チームをさらに勢い付けそうだ。