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プロ野球

初ものに強い金本阪神 ドラ1東攻略 新人に限れば10勝4敗

 ◇セ・リーグ 阪神2―0DeNA(2018年4月5日 横浜)

<D・神>4回1死二、三塁、決勝の左犠飛を放つ阪神・大山

 ワンチャンスをモノにする理想の先制劇が決勝点になった。阪神は3回までDeNA先発のドラフト1位・東に5三振を喫していたが、4回、1死二、三塁とし、6番大山が初球を左翼に打ち上げて犠飛で1点をもぎとった。

 「変化球が多かったので、浮いたところをと思っていた。待っていてもしょうがないので、積極的に打ちにいきました」

 売り出し中の若手の一打は百戦錬磨の2人のチャンスメークが生んだ。1死から、まずは4番のロサリオが追い込まれながら外角低め149キロを中前にはじき返し、出塁。「試合の状況によって(打撃は)変えないといけないけど、1本出たのは良かったね」と振り返ると、5番・福留が好機を広げる。

 「たまたまファウルにせずに捉えられたけど、その前にファウルにしているから。でも、ああやって捕まえられたのは良かった」

 1ストライクから2球ファウルした後の4球目。浮いたスライダーを打ち、右翼フェンス直撃の二塁打に。主将の2試合ぶりの安打が、続く大山の決勝打につながった。6回にも中前打して3打数2安打。セ・リーグトップの打率は・471まで上昇した。

 150キロに届く直球とカーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜる東に打線は翻弄(ほんろう)されていた。それだけに、この1点が効果的。「簡単に打ち崩せない、と。でも、実績のある2人が、狙い球を逃さずに打ってくれたね」と、片岡ヘッド兼打撃コーチは打線のつながりに目を細めた。

 金本阪神は『初ものに強い』。16年以降、初対戦初先発が相手だった試合は17勝12敗1分けと勝ち越していて、新人に限れば10勝4敗。この日の東は今後、何度も対戦が予想されるだけに、たった1得点でも黒星を付けられたことは大きな価値を持つと言えそうだ。