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世界一狙うレンジャーズが速球派右腕獲得! ダルビッシュに強力な仲間


レンジャーズは21日(日本時間22日)、フリーエージェント(FA)となっていた右腕アンドリュー・キャッシュナー投手を獲得したと発表した。

■メジャー通算31勝のキャッシュナーを1年約11億750万円で獲得

 レンジャーズは21日(日本時間22日)、フリーエージェント(FA)となっていた右腕アンドリュー・キャッシュナー投手を獲得したと発表した。球団公式サイトなどによると、1年1000万ドル(約11億750万円)の契約。左腕コール・ハメルズ、右腕ダルビッシュ有を擁し、すでにメジャー屈指といわれているレンジャーズ先発ローテが、地元テキサス出身キャッシュナーの加入により、さらにパワーアップする。

 今オフは手薄と言われていたFA先発投手市場で、レンジャーズは素速く動いた。2008年ドラフト1巡目でカブス入りしたキャッシュナーは、11年オフにアンソニー・リゾとの交換トレードでパドレスへ移籍。エース格として期待されながらも、なかなか勝ち星が伸びなかった。今季途中でマーリンズへトレード移籍。マーリンズでは1勝4敗、防御率5.98と奮わなかったが、記事によれば、レンジャーズはここ数年度々パドレスにトレード話を持ちかけていたという。

 2010年のメジャーデビュー以来、通算31勝53敗、防御率3.89の成績だが、150キロを超える速球と鋭く曲がるスライダーが武器の30歳右腕は、“2本柱”ダルビッシュ&ハメルズ、左腕マルティン・ペレスとともに先発ローテを担うことになる。

 今季プレーオフでは、“2本柱”が機能せずに地区シリーズでの敗退を余儀なくされたレンジャーズは、左腕デレク・ホランド、右腕コルビー・ルイスがFAとなったことで、先発ローテの強化を課題に挙げていた。記事によれば、さらにホワイトソックスのエース左腕クリス・セールのトレード獲得にも乗り出しているという。

 球団創設以来、一度もワールドシリーズ優勝を果たしたことのないレンジャーズが、悲願実現に向けて本腰を入れている。

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