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ドラフト上位候補・松本航(日体大)が7回10K好発進!NPB11球団スカウトが視察【首都大学野球】

4月1日、首都大学野球の春季リーグが開幕。平昌五輪金メダリストの高木美帆選手(日体大助教)が始球式を行う晴れやかな雰囲気の中で行われた開幕戦で日体大のドラフト上位候補・松本航投手(4年・明石商)が好投を見せた。



始球式を行い「真ん中に投げるのって難しいなと思いました」と高木は苦笑いで感想を述べたが、ノーバウンド投球で身体能力の高さを見せた


「オープン戦から調子が良かったので、その流れで行こう」と開幕投手にも臆することなくマウンドに上がった松本は、昨年よりも長いタメを作ったフォームから最速147km/hのストレートと多彩な変化球をキレと制球良く投げ分けた。初回に2三振を奪うと、3回には三者連続三振。4回には3安打で1点を失うも、以降も落ち着いて桜美林大打線を抑え込み7回5安打無四球1失点10三振という好投でチームを開幕戦勝利に導いた。

◎NPB球団スカウトのコメント

「ストライク先行で投げられてカーブも良いので、ゲームメイクできる。インステップするので、角度のある対角線上の球は捕らえづらいと思います」(DeNA・河原隆一スカウト)

「両サイドを使えるようになりましたし、ストレートも良くなっていますね」(日本ハム・岩舘学スカウト)

「緩いボールあり、キレの良いスライダーありで完成度の高い投手ですね」(ロッテ・井辺康二スカウト)

◎日体大・松本航投手(4年・明石商)

「タメのあるフォームは時間をかけられて良いですし、三塁側をギリギリまで見て体を開かずに投げることができました。(147km/hを計測し)平均球速を上げようと思ってやってきたので良かったです。主将として行動や姿勢で引っ張っていきたいです」



選手宣誓は中学時代の運動会以来で「緊張しました」と話しながらも、言葉に詰まることもなく大役を果たした。

◎日体大vs桜美林大1回戦

日体大 110100100=4
桜美林大 000100001=2
【体】○松本航、吉田−馬場
【桜】●土井、秋山、安田−徳田、小林春

文・写真=高木遊