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ドラフト指名トリオが活躍の明治大が4強へ/上武大は4季連続4強入り【明治神宮大会—大学の部】

 11月13日、「秋の大学日本一」を決める明治神宮野球大会大学の部は3日目が行われ、明治大と上武大が準決勝進出を決めた。

★ドラフト指名トリオが活躍
明治大 103000000=4
関西大 000000100=1
【明】柳、齊藤、星—牛島
【関】吉川、阪本大、山本—久米
本塁打:佐野(明治大)

 今秋のドラフト会議で4選手が指名された明治大。そのうち3選手が活躍し、4強進出を決めた(オリックス育成5位指名の中道勝士捕手はベンチ外)。
 関西大の先発は、侍ジャパン大学代表にも選出された吉川峻平投手(4年・関大北陽)。シンカーが武器の右腕だったが、そのシンカーを佐野恵太内野手(4年・広陵/DeNAドラフト9位指名)がライトスタンドに叩き込み、吉川をこの回限りでノックアウト。
 この流れをエース兼主将の柳裕也投手(4年・横浜/中日ドラフト1位指名)が、4安打を浴びながらも5回無失点で凌ぎ主導権を渡さず。

5回無失点の柳裕也(明治大)

5回無失点の柳裕也(明治大)

7回に1点を返された直後にマウンドへ上がった星知弥投手(4年・宇都宮工/ヤクルトドラフト2位指名)は後続を抑え、最終9回も満塁のピンチに陥ったが、最後の打者をセカンドゴロに打ち取り、逃げ切り勝ち。明治大が準優勝した2014年以来となる4強進出を決めた。

後続を断ち切り4強進出に貢献した星知弥(明治大)

後続を断ち切り4強進出に貢献した星知弥(明治大)

◎明治大・柳裕也投手/主将
「今日はストレートが高くなってしまい、変化球が活きませんでした。ただ、カットボールには相手が合っていなかったので、投球の軸にしました。明治大にここまで育ててきてもらったので、後輩たちに日本一というものを残して卒業したいです」

★今秋初打席で値千金の決勝打
上武大 100001000=2
名城大 001000000=1
【上】山下、宮川哲—吉田
【名】栗林—山口

 侍ジャパン大学代表候補にも選出された名城大の右腕・栗林良吏投手(2年・愛知黎明)に対し、初回以降は打ちあぐねていた上武大。だが、4回裏の守備から試合に出場していた飯島健二朗内野手(2年・前橋育英)が、6回に値千金のタイムリー二塁打を放ち、上武大が競り勝った。
 谷口英規監督は「勝負強い子で気持ちも入っていたので使いました」と評す飯島だが、今秋のリーグ戦では1試合に守備固めで登場したのみ。それでも、今秋の初打席で狙っていたストレートを弾き返し、殊勲のヒーローとなった。

決勝打を放った飯島健二朗(上武大)

決勝打を放った飯島健二朗(上武大)


 これで上武大は春の全日本大学野球選手権を合わせると、3季連続の全国大会4強入り。谷口監督は「ここまで来れてありがたいです。4年生になんとか良い形で終わらせてあげたいです」と抱負を述べた。

文・写真:高木遊