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プロ野球

独立リーグ、社会人、浪人 再びNPBに復帰した選手といえば


 12日に甲子園球場で合同トライアウトが行われた。トライアウトにはNPB復帰を目指し、江村将也(元ヤクルト)、荻野忠寛(元ロッテ)、西村憲(元阪神)、伊藤拓郎(元DeNA)、角晃多(元ロッテ)、佐藤貴規(元ヤクルト)など過去に戦力外となり現在は独立リーグ、社会人などでプレーする選手たちの姿もあった。

 これまで独立リーグ、社会人を経て、再びNPBに復帰したケースはあったのだろうか。現在ロッテでプレーする金森敬之がその一人だ。金森は04年から9年間プレーするも、12年に戦力外通告を受けた。13年は四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツで35試合に登板して、1勝3敗2S、防御率2.85の成績を残すと、同年のトライアウトに参加。トライアウト後にロッテの秋季キャンプで入団テストを受け、育成選手として契約を結んだ。14年途中に支配下選手となり、今季は一軍で1試合に登板した。

 日本ハム時代の02年に新人王に輝いた正田樹もそうだ。正田は08年オフに阪神を戦力外となると、翌09年と10年は台湾の興農、11年はBCリーグの新潟でプレー。同年オフにヤクルトが獲得し、4年ぶりにNPB復帰を果たした。ヤクルトではリリーフで存在感を見せたが、13年に戦力外。その後も台湾、四国ILでプレーする。

 社会人からNPBに復帰したケースをみると、杉原洋が当てはまる。杉原は03年ドラフト3位でロッテに入団し、3年間プレーするも戦力外に。その後、社会人野球のNOMOベースボールクラブで汗を流し、09年11月に横浜と選手契約を結びNPBに復帰。10年に一軍で1試合登板したが、11年オフに戦力外となった。

 また、浪人を経てNPBに復帰した選手もいる。中村紀洋は10年オフに楽天から戦力外通告を受け退団。合同トライアウトには参加せず、他球団からのオファーを待ったが、キャンプが始まってからも声はかからなかった。それでも、5月に横浜(現DeNA)に入団が決まり、持ち前の打撃力を披露。14年に戦力外となるまで、約4年間DeNAでプレーした。

 その他、GG佐藤、岡本真也などは海外でプレーした後、NPBに復帰を果たした。今オフは独立リーグ、社会人、海外リーグ、浪人生活を送った選手たちがNPBに復帰することができるか注目だ。