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侍ジャパン

今永が12奪三振の快投劇!外崎が3安打2打点!稲葉ジャパンが2連勝で決勝進出!

「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」の大会3日目が18日に行われ、日本が8対2でチャイニーズ・タイペイに快勝。2連勝で予選1位突破を果たした。

日本は先発の今永昇太(横浜DeNA)が立ち上がりから奪三振ショーを展開。初回、1番、2番と2者連続三振に仕留めると、3番・陽岱鋼に死球を与えたが、続く4番ワン・ボーロンをストレートで空振り三振。その後も切れのあるストレートを軸に相手打線を封じると、4回裏無死1、3塁のピンチの場面でも圧巻の3者連続三振。6回まで投げて3安打無失点、12奪三振の快投を見せた。

その間、日本打線は2回表に2死走者なしから6番・外崎修汰(埼玉西武)がライトへソロ本塁打を放って1点を先制すると、5回表には1死2、3塁から1番・京田陽太(中日)がライト前に2点タイムリーを放って加点。7回表には1死満塁から2番・松本剛(北海道日本ハム)の2点タイムリー、さらに2死満塁から上林誠知(福岡ソフトバンク)の押し出し四球で計3点を追加。8回にも京田のタイムリー内野安打、9回には外崎のこの日3安打目となるタイムリーで追加し、最終的に計12安打で8得点を奪った。

投手陣は今永の後を受けた野田昇吾(埼玉西武)、近藤大亮(オリックス)が1イニングずつを無失点。9回に登板した平井克典(西武)が5番ジュウ・ユィシェンにソロ本塁打を浴びた後に満塁のピンチを招き、代わった堀瑞輝(北海道日本ハム)が押し出し死球を与えたが、最後はショートゴロ併殺打でゲームセット。試合後、「先制をしてみんながリラックスして試合を運べた」と語った稲葉篤紀監督は、「ミスしても非常に切り替えが早くて、みんなでやっているという一体感は、この2試合を通じてぐっと高まった。明日また総動員で1勝を取りに行けるように頑張りたい」と笑み。若き侍ジャパンが、結束力を強めて19日の決勝・韓国戦へと向かう。