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上原は42歳のシーズンも「契約勝ち取る」 米メディアがFA救援投手格付け


今オフ、レッドソックスからフリーエージェント(FA)となった上原浩治投手が米メディアの救援投手格付けでトップ12にランクインしている。米CBSスポーツ電子版が特集している。

■上原が米メディアのFA救援投手格付けでトップ15入り「卓越した能力」

 今オフ、レッドソックスからフリーエージェント(FA)となった上原浩治投手が米メディアの救援投手格付けでトップ12にランクインしている。米CBSスポーツ電子版が特集している。

 カブスが108年ぶりにワールドシリーズを制したメジャーリーグはいよいよストーブリーグに突入。上原、田澤純一投手、川崎宗則内野手らを含む全139選手がFAとなった。このタイミングでCBSスポーツは各ポジションごとに格付けを実施。今回は救援投手の特集を組み、上原を12位に選出している。

「過去のシーズンの成績は考慮されていない。将来、その選手がどのような働きをするかに注目している。なぜなら、球団が契約する理由はそこにあるからだ」

 そう前置きした記事では来年4月で42歳を迎える右腕の現時点での力を純粋に評価。「実績からすると、コウジ・ウエハラはリストのかなり上に位置するだろう」としつつ、「彼は出塁を許さず、空振りを奪う素晴らしい能力を持っている」と評した。

■1位のジャンセンは「今季最高のFA選手」

 一方で「被本塁打数は増え、被ゴロ率は下がっている。また、芯でと捉えられることが増えてきた」とも言及。「彼は各イニングで走者を1人以下しか出していない。卓越した能力であり、1年契約を勝ち取ることができるだろう」と結論付けている。

 上原は41歳となった今季も50試合に登板。防御率3.45は2010年以降で自己ワーストだったものの、右胸筋の負傷から復帰した9月は無失点を継続。オールスター以降の後半戦では14試合の登板で0勝0敗3セーブ、防御率0.00の好成績を収めていた。

 そのほかのランキングでは1位にドジャースからFAとなった守護神ケンリー・ジャンセン、2位にはシーズン途中にヤンキースからカブスに加入し、世界一に貢献した剛腕アロルディス・チャップマン、3位にはナショナルズからFAとなったマーク・マランソン、4位には前ロイヤルズのグレッグ・ホランド、5位にはジャイアンツからFAとなったセルジオ・ロモが入っている。

 特集ではジャンセンについて「彼は恐らく今季最高のFA選手だろう。来季、ジャンセンは29歳となり、アメイジングなシーズンを送るだろう」と評している。

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