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投打噛み合った静岡が4強!日本航空石川は連打で追い上げるも届かず【明治神宮野球大会】

静岡のエース・春翔一朗投手(2年)が完投勝利。日本航空石川は最終回に怒涛の4連打で2点差に迫るも敗戦し、2回戦敗退となった。

準決勝進出を決め、グラブタッチをする春・黒岩バッテリー


★ポイントゲッターが大活躍

県大会準決勝で完封できる投手力。決勝を1点差で競り勝つ打撃力。静岡が誇る2つの強さが存分に出た試合だった。

先発の春は打たせて取るピッチングで被安打12ながら完投。9回には4連打を浴びサヨナラのピンチを背負ったが、「同点でも良いよ」という栗林俊輔監督の言葉もあり、しっかりと守り抜いた。

打撃は、3番・黒岩陽介捕手(2年)が3安打1打点、4番・成瀬和人内野手(2年)は3安打3打点と大当たり。初回と6回の2点はともに黒岩と成瀬の連打が実ったものだ。他の打者もしぶとく出塁しチャンスメイクをし、中軸につなぐという徹底ぶり。指揮官は試合後「それぞれの持ち味を生かした、つないでいけるチームになれば」とコメントしたが、理想形の片鱗というには十分すぎる試合運びだった。

明るい笑顔が印象的な春が、99球完投


★最終回に意地見せるも、相手投手を捉えきれず

日本航空石川は重吉翼投手(1年)を、1回戦に続き先発として起用。しかし、相手打線を抑えられず3回1/3を4失点で降板となった。2番手には、1回戦で好救援した大橋修人投手(2年)を投入する。尻上がりに調子を上げるも、5つの四死球を許すなど本調子とは言えない投球だった。

打線は、ヒットこそ出るがつながらないというもどかしい展開に。それでも1回戦で9回二死から逆転勝利した勝負強さは伊達ではなく、4点を追う9回に先頭の小板慎之助内野手(2年)や、代打の井川隼吾内野手(2年)など4人が連打を放ち、2点差まで追い込んだ。

今日の試合について「持ち味は出せた」と振り返るのは中村隆監督。2回戦で敗退となったが、選手たちの躍進に「冬の練習が楽しみです」と笑みをこぼしていた。

2点タイムリーを放った代打・井川


★2回戦・静岡vs日本航空石川

静岡 210102000=6
日本航空石川 000001003=4
【静】○春—黒岩
【日】●重吉、大橋−井岡、夏川

文・写真=伊藤華子