- 大学野球
2017.11.05 22:14
諸積怜の足が呼んだ逆転勝ち！駒澤大が5季ぶりの1部復帰に王手！【東都大学野球 1部2部入れ替え戦 日本大vs駒澤大1回戦】
駒澤大が3点差を跳ね返し5対3で日本大に逆転勝ち。
同点タイムリーの駒澤大・長
初回に3点を失った駒澤大は4回、3四死球でチャンスを作ると敵失で1点を返す。なおも続くチャンスに長壱成捕手（3年・智弁和歌山）が2点タイムリーを放って同点に追いつく。7回には1死から打ち取ったかのように見えたフライがレフトとセンターの間に落ちる二塁打となり勝ち越しのチャンスを作ると、諸積怜外野手（3年・流経大柏）が三塁線へセーフティバントを試み、これが一塁への悪送球を誘って二走が生還。さらにこの回に田中佑汰（3年・石見智翠館）にもタイムリーが生まれて5－3とリードを奪った。
5回途中から救援した白銀滉大投手（3年・日体大柏）が毎回走者を背負いながらも、粘り強いピッチングで無失点。15年秋以来となる1部復帰に王手をかけた。
駒澤大・諸積は俊足を生かしてチームに貢献した
日本大は初回に北阪真規（4年・智弁学園）の2点タイムリーなどで3点を先行するが、以降は4回を除き毎回ヒットを放ちながら追加点を奪えず。同点とされた4回は1死満塁から一塁ゴロと打ち取ったが、送球を受けたキャッチャーが一塁へ悪送球するなど3失策と守備が崩れた。
◎駒澤大・大倉考一監督
「初回にたまたま四球が続いて3点は取られましたが、想定内でした。こちらも3点は必死に取りました。できることの積み重ねしかないので。（1部復帰王手をかけたが）目の前のことを全力でやるだけです」
◎駒澤大・諸積怜外野手
「ヒットが少なくても点を取るのが駒大の野球。7回は犠打でもいいという思いでセーフティーに行きました。2部優勝してからの準備期間で自分なりに強い気持ちで野球に取り組めているので、成長できているかなと思います。春まで一緒にやっていた立正大が先に1部で活躍してすごく悔しい思いがありました。入れ替え戦は通過点ではありますが、1部は最大の目標でもあるので明日必ず勝ちたいです。」
日本大 300000000=3
駒澤大 00030020X=5
【日】山本（龍）、●西居―八田
【駒】東野、○白銀―長
文・写真：山田沙希子
