気迫のこもったピッチングで勝利をつかんだ東洋大・甲斐野

後のない東洋大が2対1と接戦を制して亜細亜大に勝利。

1点を追いかける3回、2死二塁で竹原祐太外野手（3年・二松学舎大附）のタイムリーで同点とすると、4回には2死三塁から西川元気捕手（4年・浦和学院）がレフトへタイムリーを放って勝ち越しに成功。

先発した片山翔太投手（4年・大社）は毎回走者を出しながらも3回1失点と粘り強く投げ、2番手の甲斐野央投手（3年・東洋大姫路）が4回から登板。変化球が冴えわたり毎回の12奪三振と安定感を見せた。9回には2死三塁とピンチを作ったがショートゴロに打ち取って逃げ切った。

亜細亜大は3回、正隨優弥外野手（3年・大阪桐蔭）のスクイズで先制するが、甲斐野の前に追加点を奪えず。8回には内野安打と二盗で無死二塁と好機を作るも犠打失敗などがあり生かせなかった。
今カードは1勝1敗となり、3戦目に勝ったチームが優勝。第3回戦は11月4日（土）16時より神宮球場で行われる。

◎東洋大・高橋昭雄監督
「甲斐野は立派に働いてくれたね。昨日は悔しくて眠れなかったけど、首の皮一枚つながったから最後まで野球ができる」

◎東洋大・甲斐野央投手
「昨日は飯田さんが一人で投げたので、今日は投手全員と野手のチーム力で勝つと話していました。（1点差ゲームに）正直苦しかったですが、逆に抑えたらヒーローだと思って集中して気合で投げました」

亜細亜大　001000000=1
東洋大　　00110000X=2

【亜】●平内、山城―頓宮
【東】片山（翔）、○甲斐野―西川

文・写真：山田沙希子