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新たな韓国人メジャーリーガー誕生か 昨オフ入札なしの野手が移籍再挑戦へ


韓国球界から今季もメジャー球団に移籍する選手が現れる可能性を米メディアが報じている。米移籍情報サイト「トレード・ルーモア」がロッテジャイアンツの黄載鈞(ファン・ジェギュン)内野手が今オフに渡米する可能性をレポートしている。

■昨オフにポスティングも入札なし、黄載鈞が再びメジャー移籍目指す

 韓国球界から今季もメジャー球団に移籍する選手が現れる可能性を米メディアが報じている。米移籍情報サイト「トレード・ルーモア」がロッテジャイアンツの黄載鈞(ファン・ジェギュン)内野手が今オフに渡米する可能性をレポートしている。

 黄は昨年の世界野球「プレミア12」に出場。韓国代表の優勝に貢献し、三塁手としてベストナインに選ばれた。その後、ポスティングでのメジャー移籍を目指したが、入札がなく断念。しかし今オフもメジャー挑戦を目指すという。

 米テレビ局「FOXスポーツ」の名物記者、ジョン・モロシ氏が29歳内野手の渡米の可能性をレポート。これを受け、「トレード・ルーモア」は「11月21日、韓国の黄載鈞三塁手がフロリダで、獲得に興味を抱いている球団を対象にショーケースを行う予定だ」と伝えた。

 昨年は入札に至らなかったが、記事は黄が今季韓国球界で好成績を収めたことを紹介。打率.335、27本塁打、113打点をマークしており、「今冬、三塁手としては比較的低コストの選択肢となるだろう」と報じている。

■近年の韓国人野手は「契約以上の働き」

 先月末には米メディア「ナックルボール」も同選手の米移籍の可能性に言及。メジャー挑戦を目指して肉体改造と打撃強化に努めてきたことを紹介し、メジャー球団からの注目が高まっている様子を特集で伝えた。

 同記事ではMLBスカウトの評価もレポート。「黄の特筆すべき能力は速球を打てることだ。彼はたやすく95マイル(約153キロ)以上の球を打ち返すだろう」とのコメントも紹介している。

 また、過去2シーズンで姜正浩(パイレーツ)、金賢洙(オリオールズ)、朴炳鎬(ツインズ)の3人の野手が韓国プロ野球(KBO)からメジャー移籍を果たしたことにも触れ、「3選手とも低い額で契約を結んだ。しばしば、彼らは契約以上の働きを見せた」と近年の韓国人野手のプレーを評価している。

 そのほか、韓国人選手では今季、元阪神の呉昇桓投手(カージナルス)、元ソフトバンクの李大浩内野手(マリナーズ)、秋信守内野手(レンジャーズ)、柳賢振投手(ドジャース)らがプレー。来季も新たな韓国人メジャーリーガーが誕生するのだろうか。

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