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プロ野球

中村が勝ち越し2ラン!福岡ソフトバンクが乱打戦を制して2勝2敗!

8回、決勝2ランを放った中村晃(右)を迎えるソフトバンク・工藤監督=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが7対5で東北楽天に勝利。乱打戦を制し、アドバンテージを含めて2勝2敗とした。

 CSファイナルステージ第3戦。先発は福岡ソフトバンクが今季4勝0敗、防御率2.49の和田、東北楽天が今季15勝7敗、防御率2.57の則本。2連敗中の福岡ソフトバンクは今宮を1番に上げ、2番に城所、5番に長谷川を起用するなどオーダーを大きく変更。しかし、その攻撃陣が打席に立つ前に東北楽天が銀次、ウィーラー、島内の3連打で初回に1点を先制。1回裏に福岡ソフトバンクがデスパイネのライト前タイムリーと、CS無安打の松田のタイムリー2塁打で逆転に成功したが、直後の2回表に東北楽天が茂木、藤田の連続タイムリーで再び1点のリードを奪った。

 その後も試合は動き、3回裏に福岡ソフトバンクが先頭の城所が2塁打、続くデスパイネが四球で1、2塁とすると内川が3試合連続弾となる逆転の3ランを放つが、5回表に東北楽天がアマダーの2ランで同点。5回を終えて5対5と両者一歩も譲らない展開となった。

 この熱戦にケリをつけたのは福岡ソフトバンクの中村だった。8回裏2死1塁、「2試合負けて自分で責任を感じているところはあった。このまま終わる訳にはいかないという気持ちで打席に入った」という中村が、この回からマウンドに上がった東北楽天の2番手・福山からライトへ勝ち越し2ラン。9回はサファテが締めて、福岡ソフトバンクがようやく初勝利(アドバンテージを含めて2勝目)。和田が5回9安打5失点で降板したが、リリーフ陣が好投。内川と中村の本塁打の影で、城所の攻守にわたる活躍が光った。