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先制打&好走塁&豪快弾!東北楽天・ウィーラー3安打2打点の大暴れ!

8回、本塁打を放ち、ガッツポーズする楽天・ウィーラー=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


東北楽天のウィーラーが、16日のCSファーストステージ第3戦・埼玉西武戦(メットライフ)で3安打2打点の活躍を披露して“下克上”の立役者となった。

 「6番・サード」で先発出場したウィーラー。初回2死満塁からショートへの内野安打で先制点を叩き出すと、4回の第2打席ではセンター前ヒットで出塁し、犠打で2塁へ進んだ後、埼玉西武の野上の暴投で、捕手・炭谷がボールを見失い処理にもたつく間にスピードを緩めることなく一気に本塁へ生還。1点リードで迎えた8回の第4打席では相手5番手・シュリッターのフルカウントからの低めのボールをすくい上げ、敵ファンで埋まるレフトスタンド上段へ豪快な一発を叩き込んだ。

 試合後はお立ち台に上り、「非常に興奮している。(本塁打は)打てるボールがあったら積極的に行こうと思っていた。今日は寒かったので手の感触がなかったけど、何とかホームランになってよかった。3試合とも非常に良いゲームだった」と興奮気味に汗を拭った。今ステージでは、4番で出場した第1戦で1四球のみの3打数無安打に終わると、6番に打順を下げた第2戦も4打数無安打と不振が続いていたが、「プレーオフで数字は関係ない」と気落ちすることなく、運命の第3戦で大活躍。「今後も自分の仕事をしっかりとやっていきたい。ファンのみなさん、福岡へ是非足を運んでいただいて、熱い声援をよろしくお願いします!」と18日から始まる福岡ソフトバンクとのCSファイナルステージへ向けて早くも闘志を燃やしていた。